水星逆行?!
「水星逆行」って聞いたことありますか?私は、一昨年に仕事仲間から「コンピューターは壊れるわ、ネットの調子は悪いわ、アポは忘れるわ、全て『Mercury Retrograde』のせいよ!」と聞いたのが初めてでした。ちょっと説明してもらったのですが、「太陽の周りを回る水星があ〜で、地球がこ〜で」と英語で言われても、イマイチ理解できなかったので、いろいろと調べてみました。
「Mercury Retrograde」というのは、日本語では「水星逆行」というそうで、太陽の周りを回る水星が、回る速度の違いのために、同じように太陽の周りを周回している地球から見ると逆行しているように見える現象だそうです。この現象は、年に3回ほど3週間程度にわたって起こるようです。2017年最後の「水星逆行」は、昨日の12月3日からクリスマス前の22日までです。ちなみに2018年は、3月23日〜4月15日、7月26日〜8月19日、11月17日〜12月7日です。水星はコミュニケーションを司る星なので、「水星逆行」の期間中は、コミュニケーション関係が上手くいかなかったり、物が壊れることも多いそうです。
ただ、悪いことばかりではなく、「水星逆行」の時期は、「re-(再び)」のつく言葉がキーワードで、review(再検討)、research(探求)、reunite(再会)、revenge(仕返し、リベンジ)には適切な時期だそうです。今までのことを振り返るのにはいい時かもしれませんね。
ここまで読んで既に気づかれたと思いますが、つまり「水星逆行」というのは西洋占星術なのです。古代社会では占星術と天文学には深い結びつきがありましたが、現代では占星術は、太陽や月そして惑星などの位置と動きから人や社会のことを占い、自然科学の天文学とは全く別物とされています。
「当たるも八卦当たらぬも八卦」や「鰯の頭も信心から」などという諺もありますし、信じるも信じないも個人の自由だと思います。私の場合は「あ、今は確か『水星逆行』の時期だから、コミュニケーションや言葉遣いには気をつけよう」などと思うようにしています。
昨日は、今年の最初で最後のスーパームーン、そして今年最後の「水星逆行」の初日でした。月が地球に一番近づいて大きく見えて、地球からは水星が逆行しているように見えるという、珍しい現象が同時に起こった日でした。まあ、何が起こっても不思議ではないのですが、私の身にも、今朝からいろいろなことが起こっています。ウェブカンファレンスがうまくいかず、歯医者でのアポが延期になり、時折仕事先で一緒になる人の傍若無人な行動を目の当たりにしたりと心の休まることのない日でした。2017年最後の月、新年を迎えるにあたって、これまでのことを振り返って反省し、今後の探求をするのにいい時なのかもしれません。くれぐれもリベンジなどを考えずに、気持ちよく2018年を迎えることができるようにしたいですね。
2017年12月3日(日)マジックアイランドにて(撮影:@melissa808)
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