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2020年1月30日 / straymoonjp

【オアフ島】南山枝魯枝魯 2020年1月メニューの最終日

2011年にホノルルにオープンして以来、一度たりとも同じお料理がメニューに載ったことのないという南山枝魯枝魯。料理長の松本さんが作る月替りのメニューを楽しみに毎月来店する人もいるという人気のお店です。日本から直送する食材やハワイの食材を使って作り出すくずし割烹のお料理の数々は、意外な食材の組み合わせがありながらも、安定した美味しさです。毎月最終週の木曜日から新しいメニューが始まります。先日行った日は、ちょうど1月のメニューの最終日。毎年1月のメニューは、何かしら新年の要素があって楽しみです。

 

先付けの一番上には、新年に相応しく、いくら数の子こんぶ昆布〆、そして鮮やかな黄色の南京すり流し、その下にはアヒの炊いたん、ほうれん草、しめじが続きます。

 

朱に金の亀という、おめでたいお椀を開けると、

 

鯛と蓮根、そしてネギの真蒸をとろみをつけた鯛のお出汁の友地仕立てで。上に乗った山葵と梅肉が全体のお味を引き締めています。

 

前のお椀とは全く趣の違った、金銀が眩しい黒いお椀の中には、

 

お凌ぎの鴨ラグーそうめんにフォアグラソース。クレソンと山椒と一緒にいただきます。フォアグラ好きの私は、このフォアグラソースに大満足。白いご飯にこのソースをかけて、お醤油を少し垂らして食べたら、きっと美味しいと思います。

 

メインコースとなるくずしは、ミディアムレアに程よく焼き上げた牛肉、雲子(鱈の白子)の天ぷら、あん肝すり流し、春菊が少し甘めの西京柚子胡椒の汁の中に入っています。あん肝すり流しの上には、赤いクコの実。

 

強肴には、炙り寒ブリを大根すり流しと一緒に。庶民的な切り干し大根の上には高級食材の雲丹という思いがけない組み合わせ。脂の乗った寒ブリには、パプリカの甘酢漬けや柚子胡椒のポン酢といったお酢のサッパリした味がよく合います。

 

最後は、鯖とクワイの炊き込みご飯を三葉とぶぶあられと海苔と一緒に、湯葉と卵の銀あんでいただきます。銀あんなので、お茶漬けよりどっしり目。香の物は、白菜浅漬け、おあげさん、土佐酢漬け椰子の芯。おあげさんのお漬物は初めていただきました。発想に脱帽。

 

デザートは、コースとは別注文になるのですが、毎回いただいています。黒糖羊羹に栗のプリンすり流し、ナッツブレッドに苺赤ワインソースは、どれも上品な甘さ。お抹茶がよく合います。このデザートが入った新作のお皿は、新作だそうで、とっても可愛かったです。

 

1月30日(木)からは、新しいメニューが始まります。ちなみに南山枝魯枝魯のメニューって、ウェブサイトにもフェイスブックにも掲載されていないんです。なので、どんな内容になるのか、松本料理長に聞いたら、「とっても冬らしいメニューですよ」とこっそり教えてくださいました。最近、涼しい日が続くハワイなので、冬らしいメニューが楽しみです。

 

南山枝魯枝魯
Nanzan Giro Giro
住所:560 Pensacola Street, #107 Honolulu, HI 96814
電話番号:808-524-0141
URL: http://www.guiloguilo.com
Facebook: https://www.facebook.com/pages/Nanzan-Giro-Giro/218054831541181

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