レトロがリバイバル?!
先月あるイベントにお越しいただいた方から、手書きのサンキューカードをいただきました。何だかググッと胸にきてしまい、「最後に手書きのサンキューカードをもらったのは、いつだったかしら?」などと考えてしまいました。
お礼もついついメールやフェースブック、はたまたツイッターで済ましてしまう今日この頃、手書きのサンキューカードの価値はかなり高いように思います。送る相手のことを考えながらカードを選んで、カードを買って、ペンを探して下書きしてから清書。住所録で住所を探して、封筒に書き写して、切手を貼ってから投函。切手がなかったりしたら、郵便局へ行かなきゃいけないし。何と時間と手間のかかる作業でしょうか。でも、その間中、ずっと送る相手のことを考えて、感謝して。こういうレトロなツールを使っての時間と手間、今となっては貴重な時間と手間です。
そう言えば、最近ある音楽スタジオがオンラインでシンガー/ソングライター・コンテストを開催したところ、郵送で封筒を受け取ったそうです。封筒の中には、手書きの歌詞「ああ愛しのロレーン」と歌についての説明。96歳の男性が書いたのは、今春亡くなった妻のこと。75年にわたるラブストーリーに感動したプロデューサーの尽力もあり、この歌はレコーディングされることになりました。http://www.cnn.com/2013/08/26/us/sweet-lorraine/index.html?iref=allsearch
テクノロジーがどんどん進んでいく中、こういうレトロなツールのリバイバルを感じます。どんなに手間と時間をかけても伝えたい強い思いと人を動かすパワーは、テクノロジーを乗り越えるようです。
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