【オアフ】今一番旬なレストラン

最近、アメリカのグルメ雑誌「Bon Appétit」の全米新レストランのベスト50軒に選ばれたThe Pig and the Ladyに行ってきました。シェフは、ハワイ出身でベトナム系アメリカ人のAndrew Leさん。お父さんとお母さんはベトナム出身。ホノルルのセントルイス高校を卒業して、ニューヨーク州にあるレストラン専門学校の名門校であるカリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカに入学。2006年に卒業してハワイに戻り、シェフ・マブロで働き始め、実力を認められてすぐに副料理長になりました。2011年に空き店舗等を利用した期間限定のポップアップ・レストランのチャンスをつかみ、The Pig and the Ladyの元となるレストランをオープンしました。彼の創作するお料理は、全て母親のMama Leの家庭料理が根底にあります。そう言えば、Alan Wongも日本人のお母さんの影響を受けていると聞いたことがあります。母親の影響力って大きいようですね。

さて、最初にいただいたのは、生オイスター。日本ではポン酢、アメリカではホースラディッシュやケチャップと一緒に食べることが多いのですが、ここのナンプラーを使ったアジアなソースは新鮮で美味しかったです。

次に、一緒にいた人全員が絶賛したSlow Roasted Heirloom Tomatoes。リリコイ（パッションフルーツ）、オリーブオイル、ガーリック、ハワイ産ハチミツ、お豆腐をぐちゃぐちゃに混ぜて、一緒についてきたバゲットと食べます。勇気を出してぐちゃぐちゃにしたら、魔法のように新しい味が生み出されました。色々な味の融合です。

そして、Summer Melon & Green Papaya Salad。この緑色の冬瓜のようなものが、Summer Melonで、お味はスイカそのもの。冬瓜と思って食べたら、スイカという不思議体験でした。

このCoffee Can Bread、かなり病みつきになります。真ん中のパテがフランス仕込みのベトナム風。写真だと、何故かピンク色になってしまいましたが、本物はもう少しダークな色でした。

このレストランのシグニチャーディッシュの一つ、Shiitake La Lot。こちらもナンプラーの味がステキです。と言うか、日本人には生椎茸とナンプラーを一緒に食べる感覚、ないですよね。でも椎茸のうまみに日本酒の隠し味、そしてナンプラーのさっぱり感が妙にマッチしています。

The Pig and the Lady名物のP&L Phoも、もちろんいただきました。さっぱりとした透明のスープが美味し過ぎです。中に入っていた脂身たっぷりの豚肉も美味しかったです。今回は、みんなでシェアしたので、誰かが食べたポーチドエッグ。次回は是非ゲットしたいです。

スペシャルのSummer Truffle & Uni Pasta。ウニをクリームのように使って、 サマートリュフと一緒に食べるという趣向。ベストマッチです！見かけはイマイチですが、お味と香りは抜群です。

メインには、シンサトポークをいただきました。最近、どこのレストランでもシンサトポークは人気のようです。プレゼンもステキで、いいお味なのですが、ポークがちょっと塩辛かったのが残念。

デザートにアボカドケーキ

そして、パンナコッタをいただきました。このパンナコッタ、様々なパーツを別々に食べると、「？」なお味なのですが、一緒に食べると甘くてちょっと塩味で、もう絶妙。どうやってこのコンビネーションを考えつくのか、シェフの力量に感心しっぱなし。

今回も、創作お料理を堪能させていただきました。パーツを別々に食べてもわからない味だけど、パーツをまとめて一緒に食べると醸し出される新テイスト。これぞ創作料理の醍醐味ですね。

ちなみに要予約のお店ですので、ご注意くださいね。

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